
10月20日、関東地方に降り続いた雨もやみ、久しぶりの快晴。天気図も確認して出発。
今回の目的は、戸田湾から見る富士、松崎の夕映え、なまこ壁、世界に誇る長八の漆喰美術。
新幹線・伊豆急・東海バスを乗り継いで戸田に到着。天候に恵まれ輝く戸田港は、なかなか
美しい。
戸田湾風景
3点スライド
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しかし、駿河湾の彼方に見えるはずの富士は全く姿を見せない。深いヴェールの彼方。前日まで
降り続いた雨で、水分を十分蓄えたところに太陽熱を受けて、上昇気流発生、深いヴェールに
包まれていた。仕方がない。明朝、気温の下がったところで顔を出してくれることを期待。
この日は、岬散策をして後、海の幸を味わって楽しむことに・・・・・。戸田は高足蟹が有名。戸田港
で水揚げされたばかりの、活きの良い海の幸をたっぷり味わって満足。
夜山の端に上る月、湾内の漁火をながめる。なかなかロマンチックな風景である。温泉にゆっくり
とつかり、潮騒の音を子守唄にして就寝。


朝5時過ぎより、しらみゆく海の彼方をみつめる。5時25分頃より、うっすらと富士の姿が・・・・・。
刻々と明けゆく空に、浮かび上がる富士を見つめて過ごす。6時半過ぎ、朝日を受けてかすかに
ピンクの輝きを見せる富士、実に美しい。私のカメラと腕では、はるか彼方のあの美しい姿を
とらえきれないのが、実に残念! 8時、やがて上昇気流が再び発生、富士は美しい姿をヴェール
の彼方にかくしてしまった。
とりあえず、駿河湾の彼方の富士に会いたいという第1目的は達成。
早朝、
戸田湾から
のぞむ富士
スライド3点
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次なる目的地、松崎にむかう。途中、土肥港に立ち寄る。沼津から高速船で、こちらに上陸するの
も一つのコース。戸田より観光地化しているように感じる。象牙美術館の楊貴妃の屏風が素晴らし
い。松崎への海岸線で富士の見えるところは、あちこちに点在するのだが、上昇気流のヴェールを
かぶった富士は時折りかすかに姿を見せるのみ。 堂ヶ島の海岸美を眺めて、松崎にたどりつく。
ここは世界に誇る漆喰の芸術家、伊豆の長八(本名入江長八)の出身地。
まず、町を散策して、今に残るなまこ壁の民家や蔵を見てまわる。
なまこ壁の民家
や 蔵
スライド 10点
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途中立ち寄った伊那下神社で天然記念物に指定されている樹齢1000年の巨木銀杏に出会う。

この神社の向側に長八記念館、少し先に長八美術館がある。 長八記念館のある浄感寺本堂の
欄間の「飛天」は実に素晴らしい。撮影禁止なのでパンフレットの写真を紹介しておきたい。

長八は、松崎で育ち、江戸に出て狩野派に学び、かたわら彫塑の技を修めて、これを左官の業に
応用し、漆喰で絵を描き、また彫塑して華麗な色彩を施し、新しい分野の世界、長八独特の芸術を
完成させたのです。長八の漆喰鏝絵は、西洋のフレスコにまさるとも劣らない壁画技術として高く
評価されています。長八美術館では撮影可だったので、彼の作品をあと少し紹介しておきます。
長八の漆喰鏝絵
作品 3点
龍
郡鶴
二見浦
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長八の素晴らしい作品を鑑賞した後、海岸に向かう途中河口でモズクがニをとっている人に出会う。
竿の先に針金を輪にしてつけただけの道具で、いとも簡単に吊り上げる。彼はいつもここにモズクガ
ニ取に来るそうだ。彼が見せてくれた袋にはかなり大きなモズクガニ十数匹がうごめいていた。
この日の日没は5時6分。 4時半ごろから海岸で夕日を待つことにした。太陽が輝き海面がきらきら
光ります。やがて赤い夕日が空を茜に染めることでしょう。楽しみにして浜に坐る込んで待ちました。
ところが、なんと意地の悪い黒い雲が広がってきて、夕日を覆い隠してゆくのです。ついに夕日は
黒雲に覆いつくされました。今日はもう駄目かと思いつつも、そのまま待ち続ける。・・・・・と水平線と
黒雲との間が赤く輝き出して、やがて真っ赤な夕日が再び顔を出し、あたり一面を茜色に染めて、
すばらしいサンセットを見ることが出来ました。感激の瞬間でした。
西伊豆の旅は、素晴らしい感動を一杯味わって、幕を閉じようとしています。
今度来る時は孫たちもつれてきて、ともにこの感動を味わわせたいものです。明日は首を長く
して待ってくれている神奈川の孫のところに出かけます。宿まで催促の電話が入りました。
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