平家物語を折る

祇園精舎

平家物語は13世紀初期に生まれ、、琵琶法師によって語られた物語です。その名のとおり、平家1門

の運命、とりわけ「平氏にあらずば人にあらず」といわれるほど栄えた彼らが、劇的に滅亡していった

様子を中心に物語っています。

それは同時に王朝貴族社会から武家社会へと日本歴史が大きく変わっていった、その曲がり角に

焦点をあてて激動する時代を描きだしてもいます。

この物語の中で一貫してながれているのは、諸行無常、盛者必衰、因果応報という仏教思想です。 

今回、この折り紙で表現しようとしている作品の中にも、祇王の「いづれか秋にあはではつべき」と

うたい清盛の屋敷を去ってゆく姿の中にも、朝日将軍とうたわれた木曾義仲の最後にも、平家追討

に大活躍した義経の最後にも現れています。

そういった中で、この世を逃れて未来の幸福を願う極楽往生の思想もあちこちにみられます。

作品中の妓王、妓女、刀自、仏御前が尼となり極楽往生を遂げる姿、壇ノ浦で極楽浄土を目指し

て、二位の局が安徳帝とともに身投げする場面にも現れています。

こういった平家物語の中の、いくつかの場面をとりあげて折り紙で表現してみました。

なお、この平家物語は、すでに京都嵐山、スイスのトウンなどで展示していますが、会場では、

何時も琵琶の演奏が登場いたしました。嵐山では、人間国宝の山崎宗範からいただいたビデオが

会場で活躍してくれましたし、スイスでは、スイスの音楽博士シルヴァンギニャール氏(大学で

学生の指導の傍ら、琵琶の世界でも山崎宗範に師事し師範として活躍。)が、平家物語の解説と

琵琶の実演を引き受けてくださいました。今回、こういった、すばらしい演奏を一緒に紹介できない

ことが、トテモ残念です。


琵琶法師の

折りは、

古典折り紙。

「古典人形」

の応用です。

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小督
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薩摩守忠度
敦盛の最後
那須与一・扇の的
幼帝投身
義経都落ち
建礼門院の落飾
大原御幸